海藻から考えられた色と文様があります。
今回の「伊勢志摩海藻ツアー」で行った海の博物館で知りました。
海松という海藻ですがミルと読みます。
鳥羽にある海の博物館で展示してあった
松海をデザイン化した作品はとてもモダンです。
松海をデザイン化した作品はとてもモダンです。
他のも色々な海藻をデザインした作品がありました。
欲しいなぁと思ったのですが残念ながら購入は無理でした (^_^;
気になる方は是非、鳥羽の「海の博物館」へ行って下さいね。
海松の色から生まれた「海松色」は
海藻のように深い深いグリーンです。
平安時代末から好まれ、江戸時代から明治時代初期頃には
一般の人たちの間にも馴染み深い色として使われていたそうです。
そういえばと手持ちの伝統色の本を開いたら載っていました。
気がつかなかっただけでした。
勉強不足がバレバレです。
伝統色として今でも残っているのですね。
女官の十二単衣の衣装に使われていた文様 |
海松文は平安時代から「海松の丸」とか「海松模様」と呼ばれ
平安貴族の衣装などに使われていたそうです。
江戸時代も格式ある人に使用されていたそうです。
放送日は忘れてしまったのですが、
NHK「平清盛」の番組の中で海松文様の衣装を見ました。
確か、貴族の奥方だったような?
一瞬でしたので覚えていなくて...m( _ _ )m
他にも貝と海藻を組み合わせた「貝藻文」と呼ばれる文様もあるそうです。
今回の「海藻ツアー」は食で参加したのに、
着物に関することを知ることが出来て有意義でした。
ですが、私の勉強不足も...
我が家の紋は海松の紋です。いつかの時代に勝手に先祖がデザインしたとしか思ってなかったのです。そんなに昔から海松の紋があったのですね。ちなみにその紋を受け継いでいる私の父の実家の家業は結納品店です。もっとも初代からではありませんが、4代前ほどから、大阪高麗橋で鰹節問屋から結納品店になり、今は9代目として商売をしております。
返信削除海松の紋が珍しい紋なのでまったく一般の紋帳にはありません。いろいろと教えていただきありがとうございました。伊勢志摩海藻ツアーがまだやってるならば是非とも参加してみたいです。