2012年3月26日月曜日

二部式襦袢



やっと襦袢が仕上がりました(*^_^*)
2月の初めに仕立て開始しましたので、約2ヶ月。
私にしては異例のスピードです。
二部式襦袢で、別名で「うそつき襦袢」と言います。







私は二部式襦袢の仕立てだけ自分でします(^_-) 
和裁教室で絽の夏物着物と麻の長襦袢を仕立てたことがありますが、
とても長い道のりでした( >_<)
以来、二部式襦袢専門です。
あっ!!帯も仕立てます。

他は仕立てに出した方が早く着れます。
自分で仕立てると、とっても時間がかかるのです。

今回もお雛様までと思っていたのですが無理で‥‥
何とかやっと「桜の花見には着る!」と決め頑張りました。

長襦袢と二部式襦袢のどちらが良いかはお好みですね。
私はフォーマルの時は長襦袢で、普段の紬や小紋を着る時は二部式襦袢と分けています。

理由は単に二部式襦袢は楽しい柄を見つけては自分で仕立てるからです(^_-)

二部式襦袢の良さは身頃を晒しにすることで、袖が袷用&単衣用と上が2枚出来上がりお得なことです。
下の裾除けは1枚なので兼用ですが。

二部式襦袢を着る時は、お腹まわりが重なるので裾除けは着なくてOKです。
身頃が晒しなのも滑りにくいので衿が着崩れしにくいのも気にいっています。

2012年3月24日土曜日

卒業式の着付け

本日は大学の先生の着付けに行ってきました。
私は出張着付けをメインに受けています。

横浜のホテルでの謝恩会に出席するための着付けの依頼でした。

その大学は毎年24日が卒業式と決まっているそうです。
ですが、去年だけは地震の影響で卒業式自体が中止に。
式の最中に又大きな地震があったら大変です。

自然災害とは云え、災害地以外にも大きな影響がありましたね。
卒業式はあっても着物&袴が禁止になった学校も多かったと聞きました。
地震があって避難が必要な時に逃げにくいという理由なようです。
当然のことだと思います。
でも、卒業式に着る袴を楽しみにしていた人たちはさぞ残念だったことでしょう...

東京では、今年は笑顔の袴姿の卒業生を見かけますので嬉しくなります。
どうぞ震災地の方々も笑顔で卒業式が迎えられますようにと祈ることばかりです。

来週は幼稚園の卒業式に出られる若い先生の袴の着付けの依頼があります。
園児に「先生きれい」と笑顔で言ってもらえるように着付けさせていただきます。



2012年3月21日水曜日

牡丹餅

春のお彼岸ですね。
ご先祖様にお供えする為に牡丹餅を買いました。

ご存知の方も多いと思いますが、
「牡丹餅」(ぼたもち)と「お萩」は共に同じ物です。
春と秋で呼び名が違うだけ (^_−)

簡単に云うと、春のお彼岸にお供えするものが「牡丹餅」で
秋のお彼岸にお供えするのが「お萩」。
共に季節に咲く花からとった名前だそうで。
「牡丹餅」と「お萩」については他にも色々な説があるようです。

夏の名前と冬の名前もあるそうです。
昔の日本人って本当に素晴しい感性ですよね。

今はほとんどが春でも「おはぎ」と言っています。
お店でも「おはぎ」と表示して売っているところがほとんどでした。


ご先祖様のご相伴にあずかり、本日のおやつは牡丹餅で。




薄い桜色のクロスを敷き、
大好きな陶芸家の島るり子さんの小皿に乗せました。
坂野友紀さんの洋白菓子切りを添えて。
骨董の牡丹唐草のそば猪口をお湯のみにして(牡丹餅ですから合わせてみました)
お茶は伊豆土産のぐり茶です。

今日は襦袢を仕上げたくて、朝から和裁を。
一人でホッとくつろぎのティータイムを過ごしました (^_^*)

余談ですが、高校野球の開会式を初めて全部観ました。
選手宣誓の言葉に思わず涙!
感動しました。

2012年3月19日月曜日

河津桜のお花見





着物仲間の人たちで、河津に河津桜のお花見に行って来ました。
今年は例年より寒いので桜祭りも18日まで延びたそうです。

なのに雨です(>_<)

桜は満開で、雨に濡れた花は色濃く見え傘も花の様できれいです。
でも寒くて、思わず足湯で足ではなく手を温めてしまいました(^^;)

明日は春分の日、お彼岸の中日です。
「暑さ、寒さも彼岸まで」といわれますが、今年はまだまだ寒そうですね。

2012年3月13日火曜日

311で思う事

東日本大震災から1年が経ちましたね。
災害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げます。

震災に遭われた方々はこの1年間、いろいろな想いをもって過ごされていると思います。
今でも被災地の様子をTVで見たり、その方たちのことを思うと涙が出ます。
より多くの方が、元気になられること
少しずつでも笑顔が増えていかれることを本当に願っています。


11日はお茶会に出られる方の着付けに。
お茶会の集合は早いので、朝の7時にご自宅に伺いました。

お家元のお稽古に通われている方です。
11日は大切なお茶会とのことで着付けさせていただきました。

ただ、この日は311の日です。
本来ならば華やかなお着物をお召しになられるお茶会のところを、地味目なお着物に。

とは言え、お家元のお茶席ですから訪問着クラスの格が必要です。
ご相談を受けましたので、グレーの訪問着をお勧めしました。
もちろん紋付きです。
合わせた帯は白地の唐織りの袋帯で、帯揚げと帯び締めは春らしく薄いピンク。





お茶会の着付けですので、着丈は立ったり座ったりする時に裾を踏まないよう少し短めで。
帯揚げもあまり見せないように控えめにします。

お茶会が終わっても着崩れ無く、帰ってからも脱いでしまうのが勿体無いと
おしゃっていただきました。

着付け師としてはとても嬉しい言葉です。

2012年3月5日月曜日

寒いから紅花紬の着物で

今日は雨で寒いですね。
一雨ごとに春に近づいているのでしょうが・・・

昨日も曇りで寒くて・・・
でももう冬っぽい着物には飽きてしまいましたし。

春を感じたい、でもまだ肌寒い時に着ます。
紅花紬の着物です(^_^*)

紅花染めは軽くて暖かいのです。
紅花染めの特徴で黄色とピンクに染まります。
染めの色の遠赤外線(?)効果で暖かいのだとか?
春先になると毎年大活躍の着物です。

まだ着付け学校の師範科に通っている時に
山形の紅花染め産地見学時に、
見学させていただいた作家さんの工房で買い求めました。

十六代助左衛門さんの工房の紅花紬。
黄色にピンクのストライプのシンプルな紬です。




昨日は講師仲間の先生と久しぶりに呉服屋さんの展示会に♪
来年の成人式用のお着物の下見に行きました。
時々、新作の勉強も兼ね展示会に行きます。

せっかくですからお着物で!
カタクリ、オダマキなど春の野草の染め帯と、
帯揚げは花の刺繍のピンクの縮緬地。
帯締めは道明の冠組の黄色です。


気持ちはすっかり春ですが、
残念ながら冬用のカシミアコートはまだ手ばなせません(^_^;)

2012年3月3日土曜日

家のお雛様




今日は雛祭りですね(*^_^*)
家のお雛様です。
縮緬細工の手のひらに乗ってしまう小さな兎のお雛様です。
桃の花の上にちょこんと乗っています。
可愛いでしょう?
以前、雑誌で紹介されていたのを一目惚れして購入しました。
作って下さった作家さんの名前は忘れてしまいましたが、作家物です。


そういえば、関東と関西では女雛と男雛の左右の置き方が逆だとか?
関東は武士で刀を差していて、関西は公家で刀を差していないからだそうです。
文化は地域で違いがありますね。






本日のスィーツですが、イチゴのムースです。
寒天を使って作りました。(^-^*)

いちごは静岡県の「紅ほっぺ」最近お気に入りのいちごです。
フォークでつぶして、生クリームと牛乳と混ぜて寒天で固めています。
寒天は早く固まるので時間の無い時はお薦めです(^_-)

2012年3月2日金曜日

雪と桜


29日と1日は一泊でイベントの助手の仕事で伊豆の土肥に行きました。
雪降る中に、山の手線の遅れで新幹線に乗り遅れるのでは?と
ハラハラしながら品川へ。
新幹線に無事に乗ることが出来て、
15分遅れで三島に着きました。
伊豆箱根鉄道に乗りかえて修善寺まで。

なんと、修善寺では10年ぶりの大雪だそうで、
待ち合わせの迎えの方も雪かきで大変だったそうです。
雪の中をありがとうございました。感謝です。

修善寺から目的地の土肥へ。

途中はとてもきれいな雪景色です。
本当に伊豆でしょうか?疑いたくなります。



ですが、
峠を越え、トンネルを抜けると雪はほとんど無し???
「トンネルを抜けると雪国でした」の逆バージョンですね (^_^;

一泊して、
1日の朝からのイベントを無事に終え、
帰りに見た富士山です。

土肥からは海の上に富士山が見えるのですね!
お天気が青空でなかったのが残念ですが、
真っ白い雪の頂上まで見えてやっぱりきれい。
富士山が見えると何だか嬉しいです。
日本人ですねぇ (^_^)







土肥では早咲きの土肥桜が満開でした。
こちらもきれい!
人も少なく穴場です。

これって、たった2日で真冬と春を堪能???出来たのでしょうか...
今頃気がついて、遅いですよね。

そういえば着物や帯の模様に「雪輪と桜」ってありますね。


お泊まりは温泉でしたので、
お泊まり必需品はもちろん役立ちました   v(^_^)v




2012年3月1日木曜日

着物で美術館



日曜日は出張教室でした。 
月に1回のお稽古の生徒さんです。

お着物は着られる方ですが、帯が上手に出来ないのと、
着物もより上手に着たいとお稽古されています。 

今回は先ず半襟付けから始めました(^_^)
着物は季節先取りが鉄則ですから
桜の刺繍の半襟付けを☆

私なりのコツでお教えしました。
半襟付けは難しいと面倒になりますから、
なるべく簡単にでもきれいに付けられるコツを!(^^)! 

お稽古の後、生徒さんは着物で
ご主人様と広尾の山種美術館へ行かれました。

山種美術館は「和のよそおい」展を開催中。
期間中に着物で行くと、きもの割引(プチギフト付き)のサービスがあります。 
頑張りがいがありますね。
もっと、着物のサービスが増えるいいのにと思います(^_-) 

生徒さんのお着物は、
珍しいアイボリーの大島紬に
「きぬたや」さんの絞りの名古屋帯です。 
少し春を意識した柔らかく春霞のようなコーディネートです。